親が学ぶ姿勢を子どもは見ている

 

【親が学ぶ姿勢を子どもは見ている】

我が社には、日本語レッスンの他に、翻訳・通訳サポートサービスがあります。

これらのサービスは、学校の個人面談の通訳など日常生活の中でサポートが必要な場面での利用を目的としています。

これらは、『今』のサポートとして位置づけています。

ですが、『これから』を考えると、これらのサポートに頼ることなく生活できる環境を整えるお手伝いをすることも、私たちの使命だと考えています。

この”使命”に関して、身近な例から感じることを、数回に分けて綴らせていただきます。

(前回の投稿?https://www.facebook.com/104526008043921/posts/240998684396652/)

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家族が日本語を学ぼうとする姿勢を、子どもはしっかり見ている。
小学校担任時代に考えさせられた、Pさん家族の話。

私は、Pさんが小学5年生の時に担任をしました。

お父さんもお母さんも東南アジア出身で、戸籍上は完全外国籍。

でも、彼は物心つく前から日本に住んでいるので、「ぼくは日本と自国のハーフ」と周りに言っていました。

なんとも愛しい✨

Pさんは、日本での生活の中で日本語を自然と身に着け、私が担任するまで日本語学級に通うこともなく学校の勉強を頑張っていました。

そんな彼は、お年頃になってきたこともあり、お母さんが日本語を話せないことを時々バカにするようになったそうです。

お父さんお母さんは職場は違えどどちらも母語と英語で仕事をしているので、普段日本語を使わず生活をしていました。
お父さんは簡単な日常会話程度は理解できましたが、お母さんはそれも難しいようでした。
それでも、周りのお友達がサポートをしてくれて、(当時)7年程の日本生活を過ごしてこられたそうです。

でも、Pさんにバカにされることはお母さんにとっては心外で、

Pさんがお母さんをバカにする

お母さんが怒って「あんたなんか要らない」と言う

Pさんは傷つき、心がムシャクシャする

といった事が度々起きていたようでした。

お母さんは忙しく中々日本語を学習する時間はとれてなかったそうですが、既に日本に長く住んだ後に学習を開始し、継続するのは、中々大変です。

「日本語を話せなくても生きていける」生活を知った後だと、モチベーション高く学習を続けていくのが難しいようです。

それでも、「お母さんも頑張っている」という姿を見せるために、少しずつ勉強するように勧めています。

と、このお話は、Pさん家庭をサポートしている通訳者さんから聞きました。

この話を聞いた後、担任の立場からPさんにできることを模索しました。
そのことについてはまた別の回で。

この時の教訓は、前回のお団子姉妹や他の生徒さんに関しても気をつけているところです。

親子が心地よく日本で生活していくためには、子どもだけを見ていたのではよい環境づくりはできません。

家族みんなが笑顔で生活できるように。
アンテナを張り、よりよい環境づくりのお手伝いができたらと思います。