家族と共に紹介する、生まれ故郷②

夏休み前にPさん家族の授業をすることが決まり、夏休み明けに打ち合わせが行われました。

 

この日は、通訳のSさんは同席されませんでした。

なぜなら、敢えて出席しないでおきたい、と事前にSさんから連絡があったからです。

 

「ここで私が通訳でいったら、Pさん家族は私に頼ってしまうと思うんです。せっかくのチャンスだから、ここはPさん家族が自分たちで先生と話す機会を作りたい。日本語でうまく話せなくてもいいんです。大事なのは、自分たちで話そうとすることだから。」と。

 

ここまでPさん家族のことを考え、支えてらっしゃるSさんに脱帽でした。

 

 

打ち合わせ当日。

お父さん、お母さん、ご友人、Pさんが来てくださり、じっくりお話をしました。

 

Sさんの目論見通り、お父さんお母さんは一所懸命私とコミュニケーションをとろうとしてくれました。

こんなことは初めてでした。

これまでは、通訳のSさんを介してしか会話したことがなかったので、コミュニケーションをとろうという姿勢が何より嬉しかったです✨

 

そして、打ち合わせ翌日から、Pさんが「先生、今日”7時間目”してもいい?」と言ってくるようになりました。

(7時間目=Pさんと私の間での『放課後学習』の意味) 彼は、練習がしたかったのです。 家族での授業の時にPさんが担当するゲームを、私に見せながら練習したい。

そのために、”7時間目”を希望していました。

それはつまり、Pさんが家でお父さんやお母さんにきちんとそのゲームを教わっている証拠でした。

 

“7時間目”の間、私からの「このゲームはPさんの国ではどこでやるの?学校?」「どうして竹を使うの?」などの質問に、スラスラ答えてくれました。

 

きちんとお父さんお母さんの話を聞いてきたんだなぁとニマニマしながら、無駄に質問する私。

 

きっとPさんからしたら面倒くさかったでしょうね!

 

 

そんなこんなで、1ヶ月が過ぎ、授業当日。 授業当日については、また改めて。