Hikari JS BLOG

ぼくは 国連ではたらきたい!!

日本語講師 りほです。
今回はブラジルから日本に来た小4の男の子についてご紹介します❢
彼と勉強し始めたのは昨年8月。もうすぐ半年になります。
半年たった今でも毎回が新たな発見です✨
日本に来てもう2年になりますが、日常会話が問題なくできるとは言えません。
彼の通っている公立小学校はブラジル国籍の児童は少なく、外国籍の子供も多くはないようです。
彼の授業を受けもってからすごく気になっていたのは
「学校生活はどうしているのか」
「授業についていけているのか。」でした。
昨年末、光JSの三者面談の際に、保護者の方・彼と色々聞きました。
もちろん自治体によっても全然違うと思いますが、私はその面談で色々と考えさせられ、課題もあるなと感じました。
その後学校の「2分の1成人式」のためにスピーチ内容を考えてくるという課題があることを知り、彼が将来何になりたいのかを知る機会がありました。

彼は国連で働きたいそうです。
そのために国旗を覚えたり、国の位置を覚えたりして今自分ができることをしていることを知りました。
その記憶力は目から鱗でした👀✨
正直なところ、漢字も動詞のグループ分けもなかなか覚えられなくて、覚えるのが苦手なお子さんなのかなと思っていたんです。
でも、びっくりするくらい各国のことをよく知っていて、国の説明になると頑張ってGoogle翻訳を使って日本語を使って話す話す!!!
目がキラキラ輝いています🌟
そして、彼の自由ノートには、ブラジルの国歌を日本語に翻訳したものまで書いてあり、それを自慢げに見せてくれました。
普段なら学校で勉強した漢字でも自らあまり書かないのに、国歌の翻訳に出てきた漢字はきちんと漢字で書いて、意味まで調べてきています😲
その時に気づかされました。
今まで私は「授業についていけるように」「なんとか日本人とコミュニケーションが取れるように」と思って授業計画をしていたのですが、そうではないなと。
子供は興味があるものならすごいスピードで吸収できるんだなあと。
その時に、学校の先生と、日本語講師である自分との役割の違いを見つけられたように思いました。
学級という集団に教えている学校の先生と違って、私は彼1人にかけられる時間があるのだから、それを使って彼の日本語を伸ばせばいいのだと。
現在小学4年生。4月からは5年生になり、学校の授業はもっと難しくなります。
学校の授業についてはすごく心配していて、「少しでも生活で必要な言葉を」「授業に必要な言葉を」と思ってしまうこともあります。
しかし、本人が興味なければそれまでです。
日本語講師の立場としていろいろな葛藤はありますが、まずは彼が日本語を使いたいと思う環境づくりが大切だという考えになりました。
現在では国旗や地図を使ってクイズを考えたり、国のことについて調べたりするのを中心として、それに関係する文型を勉強し、話したいことをきれいな語順で話す練習をしています。
プライベートレッスンの強みとして、まっすぐその子に向き合えるのはとてもいいところだなと思います。
その機会を存分に使って、”勉強らしくない授業”をしていこうと思います。
プライベートレッスンの楽しさは、「1人1人全く違うレッスン」であるという部分です。
私は7年間子どもに日本語を教えていますが、毎度毎度その生徒さんの授業を計画しています。
時にはその日のテンションで授業内容を変えるため、複数用意したりもしています。 
同じレベルでも同じ授業はしたことがありません。
なので毎回新鮮で毎回が勉強です。
でも、そこが子どものプライベートレッスンの醍醐味だと思っています。
彼は自分の故郷ブラジルにすごく誇りを持っています。
そして日本の食事は苦手ですが、日本をとても好いてくれています。
海外で生活するということは大変なことだと思います。
しかし、この環境が今後の彼にとってプラスになってほしいなと強く思っています。
まだまだ道のりは長いですが、彼の夢のために「私にしかできないことで」少しでも力になりたいなと思います😊