【「外国人にインタビューしよう!」①】
昨年度は、小学5年生を担任していました。
総合的な授業の時間で取り組んでいたのは、『”日本大使”として、日本の魅力を発信しよう』。
2020東京オリンピックを見据えた学習でした。
私が働いていた地域は、東京のシンボルがある、国際色豊かな地域でした。
(その当時はオリンピックがある予定だった)2020年に最高学年になる彼らが、”日本大使”として日本の魅力を発掘し、日本に愛着と誇りをもって生活していくための学習として、進めていました。
この学習の一環で行った、「外国人にインタビューをしよう!」。
総合的な学習の時間は教科書が存在せず、子どもたちが話し合って学びを紡いでいきます。
このインタビューも、「日本については、外国人に聞けばいいのではないか」という子どもの意見から生まれました。
「どこでインタビューする?」
「観光客が多くいるところがいいんじゃない?」
「でも、観光客だけじゃなく、住んでいる人にも聞いた方がいい」
「そういう人はどこで会える?」
「公園かな」
「商店街もいい」(この地域の商店街は、多国籍な料理のレストランがあります)
「大使館に協力してもらえば?○○さんのお父さんが働いてるじゃん」
「どうやって聞く?」
「アンケート作ったらいいんじゃないかな」
「何語で?」
「英語」
「英語も日本語も分からない人にはどうする?」
「絵も書いておこう!」
「あっ、中国語なら、□□さん(中国籍)書いて!」
「アンケート答えてくれた人には、何かお礼しなくていいのかな」
「学校にあるもので作れるもの…折り紙折ろう!」
・・・
と、いうわけで、アンケート当日。
恥ずかしながらも張り切ってインタビューする子どもたち。
“外国人から見た日本”を知って、「日本てこんな国だと思われているのかぁ」と、子どもたちは新しい気付きにとても生き生きしていました。