季節のご挨拶
毎年、暑中見舞いと年賀状を生徒さんに送っています。
これは、小学校の担任をしていた時からずっと続けている、ある種私の中での”行事”です。
メールやSNSが普及したこの時代になぜ送るのか、自分なりの理由がいくつかあります。
①日本の慣習を学ぶ機会として
ずっと日本に住んでいる日本人の子であっても自分が暑中見舞い/年賀状を送る・もらう経験がない子もいます。
実際に送る・もらうことを通して、「日本では、古くから年賀状や暑中見舞いを送る習慣があります。”いつもありがとうございます。” ”これからもお元気で。”などを、心を込めて書きます。」ということを学ぶ機会としています。
②葉書の書き方を学ぶ機会として
①に然り。
これを機に学びましょう、という意味で。
③思い出をシェア
そこまでの半年間に撮ったその子の写真(と、教員時代は、クラスの集合写真も。)を渡す機会って、意外とないんですよね。
なので、葉書にプリントして、思い出をシェアします。
昨今は個人情報の問題などで賛否両論あると思うので、個人は特定されないように複数写真をいくつか、みたいな配慮をした状態になっていますが、それでも1枚1枚”世界に1枚の葉書”になっています。
④ラブレター
普段伝える機会のない気持ちを、余すことなく書きます。
葉書のスペースは小さいので書ききれず困ります。笑
⑤お家の人とも③④をシェア
いつでもどの生徒ともうまく言っているわけではありません。
私の行動、言動で、生徒やお家の方を悩ますことだって少なくないだろうと自覚しています。
それでも、我が子宛のハガキが届いたら、お家の方に「もう少しコイツと一緒に頑張ってみるか。」と少しは思ってもらえるかな。という願いを込めて…。
メールではなくお手紙が届くと、なんだか嬉しいですよね。
『季節のご挨拶』は、手紙文化が今以上に廃れようとも、私はずっと続けます。
生徒以外にはもう年賀状やめちゃいましたけど