まき先生より 「海外パパ&ママへ vol.1」

「子供にとっての日本語」


自国を離れ海外で暮らしながら、自分の言語背景と違った言語環境で育つ子供を育てていくのは本当に大変なことだと思います。
立派に4技能完璧なバイリンガルのお子さんを見ると、すごいなと。
自分の子どもの今より遠い将来を見てしまうものです。私もそんな一人でした。

子供が現地の学校に通い出し現地語を習得していく中、日本語は伸びていくのか、不安や焦りがありました。
自分が目指す、ではなく子供にとっての日本語って何だろう。

子供と話し合うと、親である自分が目指す日本語と、子供が感じる日本語が必ずしも同じでないことに気づきました。
私は将来OOできるといいと思って。子供は日本のゲームが楽しくて!
一番近くにいたはずなのにこの考えのギャップに驚いたものです。
将来を見過ぎて、子供の今できていることも褒めてあげられていなかったことに猛省しました。
日本から来た親戚の買い物に同行し現地語と日本語の仲介役をしてあげたり、
ゲームの攻略サイトが理解できたり、私と日本語で会話している!
できることがいっぱいある!

以来、子供の今に向き合い、今できることを褒める努力をするようになりました。
褒めてあげることが子供の自信に繋がることは言うまでもありません。
子供が今興味を持っていること、得意なことにそそぐ時間を大切に見守り、
「自信」を大きく育ててあげてください。