【先生だより】ダブルの子供と日本人コミュニティ

海外で子育てするパパ&ママへ 第3弾 光JSでダブルのお子さんに日本語を教えながら、自分自身もダブルの子供の親として海外で子育てしています。 私は、田舎暮らしだったため周りに日本人コミュニティーがなく、同じようなダブルの子供を持つ親と出会う機会がありませんでした。もちろん子供もダブルの友達がいませんでした。 子供にとっての日本や日本語は家の中でのもの、または一時帰国でのもの、ととても狭いものでした。 数年後、日本人コミュニティーに参加できる距離へ引っ越すことになりました。 週末に通えるバイリンガル教室を見つけ、子供と通い出しました。 教室ではたくさんの学びがありましたが、得るものとして大きかったのは、同じ国で子育てに奮闘するパパやママたちと話すことで、自分の抱える子育ての不安や心配事が解消されていったことです。 子供は、週に1回でしたが、同じようなダブル子達と日本語と現地語、色々な言葉を混ぜながらコミュニケーションを取り、とても楽しそうで居心地良さそうに見えました。 現地校ではマイノリティの自分が、ダブルの友達といるときはそうでなく、自然体でいられ、ダブルの自分を肯定的に捉えられる貴重な体験ができたようです。 海外での子育ては、知識や経験を気軽に共有できる場が少ないのが実情です。 悩みなど一人で抱え込まず、日本人コミュニティーへの参加ができるといいですね。 親にとっても子供にとっても必ず得るものがあると思います。