フロタージュをしよう 手紙を書こう
日本語講師 りほです。
光JSでは、3か月1回”小さいイベント”というものを光JSの生徒様と一緒に行っています。
目標の一つに掲げているのは、『オンラインでも、個別授業でも、仲間がいる』です
弊社は、オンラインのみの授業で、その多くは個人レッスンです。
そのため、生徒様と先生とで日々頑張っています。
しかし、光JSには同じ境遇の、違う国で勉強している生徒様たちがたくさんいます。
実際の授業は先生と2人だけれど、光JSには仲間がいる、違う場所で頑張っている仲間がいる、ということを
生徒様たちに知ってほしいという思いで、企画しました。
みんなで共通課題にチャレンジし、1つにまとめてみることで 、自分1人だけが頑張っているのではないと知ってもらえますし、それぞれの作品を見て、切磋琢磨できる環境を持ってもらえたらと思っています
また、「仲間がすぐそばにいない」というオンラインの弱みを、「全世界に光JSの仲間がいて、世界中に日本語勉強している人がいることがわかる」オンラインの強みに変えて、生徒さんには大きな横のつながりに気づいてほしいと思っています
今回、以前の七夕イベントから参加者も増え、オーストラリア・オーストリア・イギリス・ドイツ・スイス・シンガポール・アメリカ・日本いろいろな国の人達が参加してくれました❢
今回のテーマは『フロッタージュをしよう 手紙を書こう』でした。
日本は今、秋です。
日本の秋は「読書の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」「紅葉狩り」など秋に関する言葉がたくさんあります。
本当に美しい日本の秋を皆さんに感じてもらおうと、落ち葉を使ったフロタージュを計画しました
また、SNSの発達で、今ではなかなか書くことがない手紙ですが、この機会に離れて暮らす、おじいちゃんやおばあちゃん、日本の友達に心温まる手紙を書いてもらって、日本語の成長を見てもらう機会にしました
日本では今、落ち葉はどこにでもあります。しかし、春や夏の国ではなかなか落ち葉は見つからず、フロッタージュするのは難しかったそうです。
それでも、コインなどを使いながら工夫してフロタージュしてくれました。
手紙を書く時には、慣れない縦書きで苦戦してしまい、横書きになってしまった人もいますが、それぞれ 大切な人を思って、自分が書ける日本語で心温まる手紙が書けたと思います
私も担当の生徒様から、手紙を受け取りました。
封筒にはすごい筆圧で、一生懸命宛名が書かれてありました。
封筒に宛名を書くのになれておらず、また ひらがなのみなので、きちんと届くか不安でしたが、
郵便局屋さんが数軒回り 無事に届けてくれたそうです(受け取った 父からの情報(笑))
フロッタージュの方法や、手紙の書き方指導に苦戦した部分もあったので、届いた手紙を見て「じーん」熱いものが…
さっそく、私も返事を書きました。喜んでくれると嬉しいです。
オンライン授業なので、生徒様と先生が実際に会うことはあまりありません。
しかし、手紙でつながると、いつものオンライン授業とは違うものがこみ上げてきます。
このような交流ができるのも小さいイベントの強みです