「認め合う、学び合う、高め合う」生徒交流
2023年は、
歌リレー、
スポーツクイズ、
音読リレー、
成果発表会、
と、様々な形で生徒交流の機会をもつことができました。
今秋、音読リレー「おむすびころりん」の練習に取り組んでいた頃のエピソードを少し紹介します。
ある先生から私に、以下のようなメッセージが届きました。
「今、『おむすびころりん』を生徒と読んで、「このにほんごのべんきょう、どこの国の人がいるの?」と、わくわく仲間を想像したり、「みんなで読むパート、録音してもスピードちがったらどーすんの。前みたいにみんなでズームして、いっしょに読めばええやん!」と、私を通して仲間に向かって提案してくれたり、彼らも、人とのつながりを感じているようです。
梅本さんがおっしゃっていた、オンラインでも学校なんだ!という感覚、同じように感じました。まだまだ完成形でないのがいいですね。少しずつ、生徒達の成長をわかちあえたり、「人」に近づきつつある気がします。」
メッセージを拝読し、「一緒に読んでみたい」という願いは何が何でも叶えたい!と思い、このあと急遽zoomで一緒に音読してみる時間を取りました。
子ども自身が仲間とのつながりを感じてくれていることに痛く感動したからです。
急遽の声掛けだったので誰も参加できないことも予想されたけども、音読リレー参加者の半分以上がわざわざ参加をしてくれました。(時差があるため、2回に分けて開催しました)
初めて顔を合わせた仲間と音読をしたり一緒に遊んだり、あっと言う間の30分でしたが、この時間は当校にとって非常に大切な機会となりました。
オンラインでも、個別授業でも、同じ学校で学ぶ仲間がいる。
その仲間たちと刺激を与え合いながら、切磋琢磨して成長していく。
当校3年目にしてそれを実感できるようになったこと、心から嬉しく思います。
私が小学校教員だった時の学級経営ビジョンは、
『認め合う、学び合う、高め合う』
でした。これは光JSにおいても、変わっていません。
仲間ができるのは、個人の先生のもとではなく「日本語スクール」に属するからこその大きなメリットです。
(個人の先生のレッスンも色々な取り組みをされていますから、どちらが良い悪いの話ではないです)
そのメリットを大いに活かして、可能性を更に伸ばせたらと思います。
来年は更に子どもたちが色々な形で交流できる機会を作っていきます。
みなさんお楽しみに!