自分の考えを表現する(アメリカ在住Hさんのエピソード)

Hさん(13)がこう話してくれました。

 

日本に行って、新しい世界に出会えた。

他の人は行くチャンスが無いかもしれないから、私はすごくラッキー。

食べ物とか色々違った。(自分が住んでいる)アメリカよりもっと安く買えるものが多い。

神社、寺、山、など、日本で新しいものが見られた。

自分が住んでいる街で毎日同じものを見ているけど、日本は緑があふれていてよかった。

アメリカは広すぎて、行きたいところにひとりで行けない。でも、日本なら1人でも行ける。もっと色々なところに行ってみたいし、日本に住んでみたいと思う。

 

 

Hさん(13)の今回の作文の宿題の最終目標は、「自分の考えを日本語で表現すること」。
だから、「作文は別に最初から日本語で書く必要はないよ」、と伝えていました。
最初から日本語で書こうとしたら自分の言いたいことがうまく表現できないかもしれない。
最初は自分の第一言語でいいから、書きたいことをしっかり書いてほしい。
そして、レッスン時に、宿題のプリントを見ながら日本語で私に話して伝えて、最終的には、できる範囲で日本語で書いて作文にしてほしい。
そう思って、彼女に関しては、作文の宿題をこんな感じで出しています。
(これはあくまで私の考え・方法なので、講師によってアプローチは違います。)

 

 

当校にいらっしゃるお子さんたちは日本にルーツがあるお子さんがほとんどなので、日本に行く機会があるご家庭が多いです。
日本滞在時の学びや気づき、日本に行くことへの期待感などを言語化し、表現できることは、とても大切なことだと感じます。Hさんはまた来年日本に行くので、その時行きたい場所や食べたいものなどを最近よくレッスンで話します。
次回Hさんが日本に行ってからの話をまた聞くのが、今からとても楽しみです